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ネットワーク環境整備(2)

先日マンションの部屋に最初から設置されていたスイッチングハブルーターに変更しようと決めたため、無線LAN機能のついていない小型の有線ルーターを探していました。いろいろ迷ったのですが、最終的にはTP-LinkのTL-R600VPNを購入しました。(Amazonで7000円台)

TL-R600VPNはマニュアル等は基本的に英語で、Googleで検索してもあまり日本語のレビューが見当たりません。あったとしてもだいぶ情報が古いようです。わかりにくいのですが、このルーターは型番は同じですが、HWのリビジョンが年々上がっており現在の最新はV4です。私が購入したものもV4ですが、ネットで見つかるレビュー記事はV1/V2世代のものが多いようですね。

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TL-R600VPN


このルーターの最大の特徴はルーターVPNサーバー、クライアント機能を持っており業務用ルーターのようなルーターVPN拠点間接続を実現できるということを謳っています。それが7000円台という安価な価格で実現できるので購入する人も多いようですが、この点は注意が必要です。スペック上、V4ではIPSec VPN(3DES)のスループットが最大13Mbpsです。全く実用的な速度が出ません。個人的にVPNに関しては、このルーターVPNは速度は出なくてもつながればいい人向けか、機能検証用程度の期待しかしていない人向けと思います。実用的な速度で繋ぎたければ4万くらいだしてYAMAHAルーターを買いましょうってことですね。

私がこのルータを購入した理由は、VPNで遊んでみたかったことに加え、最大の決め手はWANポートを複数(最大4つ)設定できることです。つまり4ポートあるLANポートのうち1つをWANポートに変更し、バックアップ回線を接続すると言ったことが実現できます。例えばあるPCはWAN1でネット接続、あるPCはWAN2で接続といった感じに設定できたり、通常はWAN1で接続するけどWAN1が死んだらWAN2に切り替えとか、決められた時間になったらWAN1からWAN2に切り替えなどのようなネットワーク負荷分散機能(Network load barancing)があります。

この理由は、マンション備え付けのインターネットの速度が遅そうで、今バックアップ回線の契約を検討中なので、例えば夜になって回線が重くなってきたらバックアップ回線に切り替えるとかに将来つかえそうだなぁと。

ちなみに、ネットのレビュー記事にこのルーターIPV6に対応しないとか、L2TP over IPSecに対応しないとか、NATスループット120Mbpsとか書いてありますが、基本的にこのスペックはV1/V2のもので、V4では改善されているようです。IPV6L2TP over IPSecはサポート、NATスループットは680Mbpsとなっていますね。

引っ越しは今週末なので、引越し後にいろいろいじってみたいと思います。